インド人と国際結婚。

ナマステ! インド人と国際結婚をして6年目、主にインドのことを綴っています。 インド背景で物作りをするデザイナーです。 Instagram@yuuki_overseas

トロント・ワーホリ生活【ネイリスト編】

 

ナマステ!

 

今回はトロントでネイリストとして働くことについてまとめてみた。

ワーホリだとバイト先はカフェやジャパレスが多いと思うけど、ネイリストとして働いている人はどのくらいいるのかな?

 

履歴書作成から職場探し、実際に働いている雰囲気、日本のサロンとの違いなどなど、ネイリスト目線でお伝えできればなと。ていうかネイリスト以外の人が見ても面白く無い内容。。。笑

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私のネイル。毎回セルフネイル。

まず働く前にSINナンバーの取得は必須。

面接時に必ず必要だから、何よりも先にSINナンバーを取得すべき!

 

それが取得できたら履歴書の準備。

 

日本では履歴書というと例のアレだよね。がっちり型にはまったフォーマットのアレ。人間の個性が全く出ない真顔の証明写真と、とんでもなく面白くないフォーマットに加えて、この時代に手書きしないといけない謎のルール。

 

ところがこっちでは履歴書にフォーマットは特にない。証明写真も貼らなくてOK。(そもそも貼る場所無いし)

名前や連絡先、経歴などを分かりやすく書いてあれば全部履歴書扱い。

 

自由だな。

 

ほとんどの人が白黒で、ワードを使って作成している様子。

 

でも私は一応デザイナーなので、履歴書にはちょっとこだわった。

他の履歴書と比べられた時に埋もれてしまわないようにカラーで、パッとみてセンスやネイルの技術がどのくらいなのか分かってもらえるように写真も入れたよ。履歴書兼ポートフォリオって感じ。

日本での経歴(社名や地名など)を書いたところでこっちの採用担当者には必要ない情報だなと思ったので、その辺はバッサリとカット。ネイルはもう写真で見せるのが一番分かりやすいよね。。。

 

参考までに掲載。

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内容はいたってシンプル。

正直ネイリストでここまでする必要はないのかもしれないけど(デザイン職の就活はポートフォリオ必須)、この履歴書を送った数社全て書類選考通ったのは事実。

 

そう、履歴書ができたら働きたいサロンに送付する必要がある。

 

私は日本人が1人もいないような現地サロンで働きたかったので、某日本人向け掲示板は使用しなかった。日本人がいる環境で働きたい人はイー◯ープルで探せば簡単に見つけられるよ。

 

個人的にindeedが便利だった。検索時にいろいろフィルターが掛けられるし、サロンにメッセージできるし、履歴書データも添付できるのでスムーズだった。いきなり面接だとちょっと言葉の壁が気になるけど、あらかじめメッセージで要点を伝えられていると気が楽。

 

あとはインスタがとても便利。こっちの人はSNSを使って職探しをするのが普通。日本だと美容系専用の転職サイトがあるけど、こっちはそういうのあんまり無い。

 

働きたいサロンがインスタアカウントを持っているなら直接メッセージを送るのもあり。私も数社はインスタでやりとりした。インスタだと自分がどんなことをやって来たのか、デザインテイストや技術をパッと見て分かってもらえるので話が早い。

行ったこともないのにDMしていいのかな…フォローしてすぐ送ったら変かな…とかいろいろ遠慮する必要はない。さっきも言ったがこっちの人はSNSで就活することに慣れている。もし返事がこないサロンがあったとしたら、ただ縁がなかっただけだから気にせず他のサロンにアプローチ。(え?今更?って数週間後に返事が来る場合もある)

 

ただインスタでやりとりするからにはSNSマナーには気をつけたい。

あとでフォロー外したりブロックすればいいや!なんて軽い気持ちで接触するのは避けた方がいい。

もし今回ご縁がなかったとしても、いつどこでまた縁が繋がるかは分からない。業界や人間関係は意外と狭い。どこで誰が繋がっているかも分からない。だからこそ、丁寧にお礼を言ったり、数分でも自分に時間を割いてくれたことに、感謝の気持ちを忘れずに。

 

履歴書を持ってサロンに飛び込み営業するのも一つの手だけど、私はしなかった。サロン業は基本的に接客で忙しいので、突然行っても面接させてもらえる望みは少ないと思ったし、自分がサロン側だったら突然来られても困る。営業時間中は1人でも多くのお客さんを入れたいはずだ。

 

どんな方法でアプローチするかは人それぞれだけど、面接まで漕ぎ着けたらあとは自分の実力次第。

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インドのブロックプリント風ネイルデザイン

ここからは専門用語ばかりになるけれど、海外で働きたいネイリストさんは知っておいて損はない情報!

 

日本ではジェルネイルが主流で、レギュラーポリッシュはほとんどないと思うけど、こちらはレギュラーポリッシュがガンガン出る。つまり、ポリッシュを上手く塗れないネイリストは致命的!アートがどんなに上手くても、英語がどんなに流暢でも、ポリッシュのワンカラーを上手く塗れないと採用されない。

 

技術テストでも「じゃポリッシュ塗ってみて〜」って感じで言われるので、「げ!日本でほとんどやってないから上手く塗れない…」なんてことが無いように、事前に手を慣らしておくことをオススメする。ちなみにO.P.ICNDのVINYLUXのボトル筆に慣れておくとなお良し!(ほとんどのサロンがこの2メーカーをメインに使用している)

 

ジェルに関しては、日本のようなポッドタイプのものを使っているサロンは少ない。現地サロンは大抵がジェルポリッシュ主流なので自前の筆じゃなくてボトルキャップ筆で上手く塗れる必要がある(慣れていないと、とても塗りにくい!縮みやすいのに薄塗りが基本!厚塗りすると未硬化になりやすい!)

 

また、こちらの現地サロンではマシーンを使ってオフやケアをしないことが多い。なぜならマシーン=爪を傷つけるものと思っている人が多いからだ。上手く使えば爪が傷つくことなんて無いのに、とにかくこちらではマシーンのイメージが悪い。ヘルシー思考の強い人たちが多いので、オフやケアを手動でできるようにしておくのもオススメ。(普段マシーンに慣れている人は突然オールハンドでオフケアしろって言われると正直戸惑うし時間もかかるよね。。。私もそうだった)

 

アートは二の次、とにかく50分くらいでオフ〜ワンカラー+マッサージをこなすのが普通。しかもマシーン無しで!

 

ほとんどのメニューがジェルかポリッシュのワンカラー。アートする人もいるけど、パーツなどを使う人はいない。シンプルなフラットアートが主流。あとはクロムパウダーとか。なぜなら使用しているジェルがジェルポリッシュなのでパーツをつけられるほどの耐久性が無い!

 

お客さんに話を聞くと、「日本のネイルは特別」って感覚の人が多い。10本違うデザインをしたり、パーツや素材をたくさん使ったり、ニュアンス系のデザインもこっちではあんまり出ない。スキニーフレンチやモード系ペイントアートなど、シンプルでクールなデザイン好きな人が多い印象。(こっちでも韓国系や中国系のサロンはかなり日本のネイルアートに近い!)

 

こちらのサロンはとにかく回転率が半端ない。1人のネイリストが1日8時間働いたとして、少なくとも6人以上はお客さんを回す。

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タオル

消毒面は日本よりも厳しい決まりがある。

 

まずファイルやバフ類はお客様1人ずつに専用のものを使用しなくてはいけない。(小さくて分厚いのでサイドのファイルがけが本当にやりづらい。)

 

ニッパーやプッシャー類も1人終わったら全て消毒して、密封パックに入れてからでないと次の人に使用してはいけない。(自分のニッパーが使用できないので本当にキューティクルカットがやりづらい…たくさん洗うのでニッパーの切れ味が最高に悪い。)

 

フットケア類も同様に、使い回しNG!(足に関しては、施術者は手袋必須!)

 

ローションやスクラブ類の瓶に直接手を突っ込むのもNGで、必ずスパチュラを使用しなくてはいけない。

 

正直これには驚いた。日本は綺麗で衛生的!って思っていたけれど、海外はサロン運営に関してはもっともっとシビアだった。日本よりもずっと衛生的だ!

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ファイル、バフ類

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このような密封パックにツールを入れる。

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フットケア用品も使ったらお客さんごとに捨てる。

それからお給料について。

 

こちらでは2週間ごとにお給料が支払われるのが一般的。そしてチップ制度があるのでサービス業は結構稼げる。お会計の15%くらいが普通だけど、技術や接客を気に入ってくれると20%以上払ってくれたりするお客さんもいる。チップだけでも毎月なかなかの稼ぎになる。これは分かりやすくてとてもやりがいに繋がる。

 

ちなみにこちらのサロンは過剰な接客は一切無い。日本の当たり前の感じで接客すると、逆に「そこまでしてくれなくていい」って感じで驚かれる(引かれる)。笑

 

「お客様第一主義」の日本のサービス業と全く違って、お客さんもネイリストも同等の立場だ。気を使うこともなく、さっぱりしていて分かりやすい。フレンドリーだ。

 

小難しいルールも特に無い。(マニュアルや制服、髪色など)

もちろんサロンにもよるけれど、基本的に自由なことが多い。

 

その分、自分の個性を表現しやすいし、他人の個性を尊重し合っている。

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派手なネイルをしていると街ゆく人にwow!と言われる


現地のネイルサロンで働くと、ネイティブスピーカーと会話する機会が必然的に増えるのでスピーキングとリスニング力UPにも繋がる!カフェやレストランと違って、ネイルサロンは約1時間お客さんと一緒に過ごす訳だから、日常会話や趣味の話など、会話の幅もかなり広い。

 

カフェやレストランのバイトだと結局注文を取るのがメインで、ある程度決まった英語しか使わないから語学力はあんまり伸びないのが悩みって話も他の留学生から聞いたりする。

 

未経験でも募集しているネイルサロンもあるはずだから、もっとネイティブスピーカーと話す機会が欲しい!と思っている人は、現地のネイルサロンで働いてみるのもいいかも。(トロントでは特にネイルの資格は必要ない。が、ネイリストは見た目と違ってなかなか過酷な仕事なので、ある程度の覚悟は必要。)

 

現地の女の子たちと一緒に働けるのも魅力だよね。より生きた英語が学べるし、現地のことも色々聞けるし、リアルなトロントガールってこんな感じなのね〜!とか。

留学生って留学生同士で塊がちだけど、ローカルサロンで働くとまた出会いが広まって、違った目線で毎日を過ごせる。

 

ちなみに日本から持参した筆や道具を使っていると、「OMG It's So Sick!!!」って言ってみんな興味津々で借りに来る。笑 日本製の物にはなんだか特別なブランド意識を持っているトロントガール達。そんなやりとりも楽しいよね。

 

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